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第5日   戸塚                      
      (東戸塚)〜(戸塚)             1997.10.10
                 歩いた距離   
8.7km       1999.10.30

 横浜線を経由して、横須賀線の東戸塚で下車する。

 品濃坂から下った旧道をいく。国道1号手前で斜めに東へ、環状2号線を越えて、山の中の
細い道をいく。

tokaido05-01.JPG

 東福寺がある。こじんまりした、秋明菊や萩の花が咲いた庭が美
しい。境内に境木の「投げ込み塚」からでた人骨が納められた
「無量光仏」碑がある。

 隣の平戸白旗神社へいく。鬱蒼とした樹木の中の源頼朝を祭る
神社である。
 昭和25年(1950)の「江戸耳長」狛犬
おかっぱで、出目でかわいい。顔かたちから、前回いった白旗神社
の狛犬のコピーのようだ。

 国道沿いの旧道をいく。国道1号に合流し、柏尾町へ。

 ここは東海道と大山道が分岐している所で不動坂といわれ、旧家益田家の樹齢三百年で
高さ19mのもちの木がひときわ目立つ。

tokaido05-02.JPG tokaido05-03.JPG  江戸時代庶民が信仰した阿夫利山への
大山道がある。そこを少しはいった所に、
赤い屋根のお堂がある。お堂の中に不動明王
を載せた「是より大山道」と書かれた
正徳3年(1713)の道標がある。
 外には寛文10年(1670)、享保12年(1727)
などの大山道道標が3基ある。他に延宝8年
(1680)の庚申塔があり、三面に一匹づついる
猿が、青面金剛と同じくらいの大きさである
のが珍しい。

 そば屋で昼食。

 旧道から東にはいった所に、足利直義に殺された後醍醐天皇の王子の護良親王の首洗い
井戸がある。

 国道1号にもどり先に進むと、レストランフォルクスの前に江戸方見附跡碑があり、
ここから戸塚の宿。

 柏尾川を吉田橋で渡る。広重の「戸塚 元町別道」はここを描き、「こめや」は
今の牛乳屋の辺りか。

 踏切を渡ると、にぎやかな駅前の商店街。昭和の初め頃の造りの医院や呉服屋がある。

tokaido05-04.JPG tokaido05-05.JPG  少しいき右の丘の上に、徳川家康の愛妾於万の方
が創建した清源院がある。
 境内には「栗という文字は西の木と書て西方にた
よりありと行基菩薩は一生杖にも柱にも此の木を用
い給ふとかや」と前書きのある、
 芭蕉の「世の人の見つけぬ花や 軒のくり」
句碑がある。
 また境内の一角に「井にうかぶ 番ひの果てや
秋の蝶」の心中句碑がある。

 戸塚駅より横浜市営地下鉄で帰宅。

 

東海道一口メモ : 庚申塔

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