今回は2泊の散歩で、東海道五十三次の踏破を目指す。
指定席をとった新幹線に乗り遅れ、次のひかりに乗るが、満席で立っていく。
京都に着き、草津にもどる。
草津の駅ビルの中に、名物の「うばがもち」の販売店がある。
うばがもちは、「織田信長に滅ぼされた佐々木義賢(よしかた)の孫を乳母が
養育するために、つくって売ったもの」という伝説がある。
アーケードのある商店街を通って、小汐井神社にいく。「御祭神の田心姫命は
宗像大社(福岡)、淡島神社(広島)の御祭神とともに神代三女神の一つである」。
明治3年(1870)の小太りで、ウンに角がある「京尾太」の狛犬がいる。
舞殿の中には白犬を描いた木の衝立が置いてあり、犬が水天宮の使いであると
説明してあった。
道の角にあるお地蔵様は、8月の地蔵盆の名残で顔が化粧され、写経された
新しい前垂れをかけている。
草津川土手の旧東海道にはいり、草津川橋で川を渡る。
川の土手に地蔵堂と常夜灯がある。
土手を下る道にはべんがら塗りの連子格子の町屋が並ぶ。
二階の壁が白い漆喰の家に混じり黄土色のものもあり、京都まで時々出会う。 |