この辺りが石部宿の東の木戸である。本陣跡の標石がある。
「仏壇仏具神輿 石部のぬし屋」と看板が出ている小さな店がある。
JR石部駅に着くが、近くに食堂はないので、駅舎に併設されたコミニティハウスで
カップヌードルを買い、お湯をサービスしてもらい食べる。
駅前には木戸を構えた小さな公園があり、石部の案内板が立っていた。
それによれば「いしべは、古くから伊勢までの街道として栄え、江戸時代には『京立ち、
石部泊まり』として賑わった東海道五十三次の五十一番目の宿場町でした」とある。
街道を進みすぐに旧道も二股に分かれるが、JR沿いの下道(したみち)をいく。
この辺りは五軒茶屋という場所で、金山と呼ばれた銅山跡がある。
慎重な性格の人のことを「石部金吉」というが、ここの金山から出た言葉という。
JRの線路の右側に、近江富士とよばれる三上山が見える。
栗東町にはいると「生涯学習都市宣言のまち ここは伊勢落(いせおち)」と書いた
大きな看板が立っている。
緑に囲まれた岩上神社。ひょうきんな小太りの「京尾太」の狛犬がいる。
この辺りは栗東町で「東海道まちづくり」という町並み保存の運動をしていて、
べんがら塗りで白壁の家が多くある。
軒下に「林村 人力車 人力屋」というように昔の職業と屋号を書いた木製の看板が
かけてある。 |