東海道にもどり、札の辻で南へ曲がる。
JR東海道線と京阪電鉄が立体交差するレンガ作りのトンネルを右に見て進む。
若宮八幡宮。明治26年(1893)の小太りの笑い顔の「京尾太」の狛犬がいる。
石工は石捨である。本殿の中には茶色で白いたてがみの「陶器」の狛犬がいる。
国道1号と合流する。この辺りが逢坂(おうさか)。
この名は「神功皇后の将軍竹内宿弥がこの地で忍熊王と会ったことに由来する。
平安時代には京都と近江を結ぶ交通の要所であり関所が設けられていた」所である。
「これやこのゆくもかえるもわかれては 知るも知らぬも逢坂の関」の蝉丸の歌が
有名である。
蝉丸神社上社。急な階段の途中に太った昭和8年(1933)の「京尾立」の狛犬。
車石の説明がある。
急坂であるので牛車の歩行を助けるために溝を掘った石を敷いたものである。
蹴上では車石が現在石垣として使われている所がある。
下り坂になる。 |