豊川を渡りすぐ左折して、土手下の道をいく。
聖眼寺境内に松葉塚がある。芭蕉没後50年を記念して立てたといわれる句碑
「松葉(ご)を焚いて手ぬくいあふる 寒さ哉」。
一里塚跡の標石がある。この辺りは古い街道の面影が残っている。
大きな倉庫がある。また材木店、わりばし、ちょうちん、折箱など木に関係する店があり、
豊川の水運と関係するのか。
歌枕の「鹿菅の橋」を渡る。
「行けばあい行かねば苦るし鹿菅の わたりに来てぞ思ひわづらふ」(中務)。汚れた排水路の
小さな橋で有名なものとも思わず、橋の名前が「志かすかはし」となっていたことを記憶して
いただけである。
左に日吉神社。大正12年(1923)の「はじめしょうわ」狛犬。大きい神社だが殺風景。
隣が豊橋魚市場だが日曜日で閉まっていた。
その向かいに一軒だけ開いていた「魚河岸大江戸」という寿司屋にはいり昼食。
豊川放水路を高橋で渡る。歩道がなくて車が大変恐い。
すぐにとんぼ公園がある。農業用水を利用し水草がいっぱいの池があり、
季節には大飛行隊が飛んでいることを想像する。 |