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第2日 荏原中延〜武蔵中原 (その1)
洗足池に来る。
池畔には勝海舟が別邸「洗足軒」を造り住んだことで、 夫妻の墓所がある。
また池畔に「旗上げ八幡」といわれる千束八幡神社がある。
「治承4年(1180)頼朝、石橋山の合戦に敗れて安房に逃れた後、再挙して鎌倉に向かう途次、 ここ台地に宿営本陣として諸豪の参集を待った」ところという。
中原街道を西に行く。
街道を左に入り池上線を越えて、 永禄年間(1558〜70)に創建された雪が谷八幡に行く。
尾が5本くらいに分かれた昭和18年(1933)の「しょうわ」の 狛犬が社殿の前にある。紙四手(しで)のついた注連縄を 首に巻いている。
街道にもどると、呑川の清流復活の碑の横に安永3年(1774)の 石橋の無事と通行人の安全を願った石橋供養塔がある。
多摩川を見下ろす小高い丘の上に、浅間神社がある。 この神社は、北条政子が夫頼朝の武運を祈って富士吉田の浅間神社に祈ったことが 始まりであるという。
昔の多摩川の渡しを探すがわからず、 土手に上がって丸子橋で多摩川を渡る。