もどる foot_linehidari.gif    iconhoum1.gif   icon2133.gif foot_line.gif すすむ 

第8日   古河〜間々田 (その1)  

             歩いた距離 14.6km     2005.10.15

                 

 JR宇都宮線の古河駅で下車する。

 駅の東口には「ゆきはな」のアーケードがある。

 

nikko08-01.JPG  西口の駅前に、古河の地名が詠みこまれた
大きな万葉歌碑が立っている。
「逢わずして 行かば惜しけむ 磨久良我(まくらが)の
許我(こが)漕ぐ船に 君も逢はぬかも」

 西口の商店街を通り、つきあたると日光道中である。そこに本陣跡の碑がある。
 少し左に高札場の石碑が立っている。

 右にいくと「左日光道」の新しい道標が立っているので、それに従う。

nikko08-02.JPG  すぐに大きな常夜灯の道標がある。「左日光道 右江戸道 東筑波山」。
 文久元年(1861)に立てられたものである。
 火口の前には、小さな狛犬が置かれている。
 右の狛犬の頭がかけているのが惜しい。

nikko08-04.JPG nikko08-03.JPG  その通りの街灯は、雪の結晶が描かれた銅板飾りの下に
つるされている。
 これは、第11代古河藩主の土井利位(としつら)が
雪の結晶の研究をしたことによる。

nikko08-29.JPG  右に曲がると横町柳通りで、
整備された通りと大きな柳の木が調和している。

 蔵造りや出桁造りの古い店が並んでいる。
 関東の奇祭といわれる「提灯竿もみ祭り発祥の地」の石碑が立っている。
 街道には松が植えられている。

nikko08-05.JPG nikko08-06.JPG

 塩なめ地蔵がある。全体に溶けているようで、体と顔の線がわかる程度である。
 堂前に置いてある塩を体の悪いところに塗ると効用があるといわれている。

nikko08-07.JPG  野木町にはいる。

野木町:マンホール

 左斜めの長い参道をいくと、深い樹林の中に野木神社がある。
 坂上田村麻呂が延略年間に、蝦夷平定をし、凱旋の途中
鎮撫の功を奉じ社殿を造ったといわれる。

 境内に芭蕉句碑「一疋のはね馬もなし 河千鳥」がある。

nikko08-09.JPG nikko08-08.JPG

昭和18年(1943)の「しょうわ」狛犬がいる。

nikko08-10.JPG nikko08-11.JPG

 国道4号線に出ると、野木宿の木戸や一里塚の説明板がある。
 通りには石仏が多い。
 「是より大平に至る」と記された道標がある。

nikko08-31.JPG nikko08-12.JPG

 小さな観音堂がある。

 境内に、
寛政12年(1800)の馬頭観音がある。

nikko08-13.JPG  嘉永3年(1850)の十九夜塔がある。女人講中が立てたものである。
十九夜講とは、9や19の日に十九夜塔にしめ縄を張り、
供物を備えて念仏を唱える、集落の中の主婦だけの講である。

もどる foot_linehidari.gif    iconhoum1.gif   icon2133.gif foot_line.gif すすむ