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第16日   下諏訪〜塩尻〜洗馬(せば)(その1)
            
宿間の距離 11.7km+6.5km  10.05.08 
                  歩いた距離 22.2km    

 今回は、下諏訪から宮ノ越宿の先の原野駅までを2泊3日で歩く予定である。
 JR中央線の下諏訪で下車する。
 たまたま今日は、諏訪大社下社の御柱祭りの里曳きの日で、
木落としされた御柱を春宮、秋宮に曳行し、社殿の四隅に立てられる祭りがある。

nakasen16-1.JPG  下諏訪の駅前広場はテントが張られ、
主催者と旅行者でにぎわっている。

 大社通りでは、すでに女性の踊り、騎馬行列や長持ち行列などが練り歩いている。
 歩道は見物客でいっぱいである。

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 予定の中山道歩きに入る。
 一歩大通りを外れると、旧中山道に色紙や注連飾りがあるものの静かである

nakasen16-5.JPG  魁(さきがけ)塚がある。
 これは、赤報隊長相楽総三の墓である。
 慶応4年(1868)、江戸城総攻撃のために出発した 
東山道総督軍を先導した赤報隊は
「租税半減」を旗印として進んだが、
朝議が一変し、相楽らは朝廷軍に斬首された。 

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 研川を冨士見橋で渡る。

 再び、細い道を行く。すぐ十四瀬川を小さな木橋で渡る。

nakasen16-7.JPG 、岡谷市に入る。のんびりとした農村である。

岡谷市:マンホール

nakasen16-9.JPG  なまこ壁の土蔵がある。

nakasen16-8.JPG nakasen16-10.JPG  所々に「中仙道」の道標がある。

nakasen16-11.JPG  東堀正八幡宮がある。
 青銅葺きのがっちりした社殿である。

nakasen16-12.JPG nakasen16-13.JPG  昭和61年(1986)の
「はじめしょうわ」の狛犬がいる。
 右からア・ウンである。
 顔が山猫風で、目が大きくつり上がり、
耳が後ろになびいている。

 境内に石仏がならべてある。養?(かいこ)神もある。
 双体道祖神があるが、御幣がついた大きな柱をふたりで持っている。

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nakasen16-17.JPG  ここが、中山道と伊那街道の分岐点であるが、伊那街道は古中山道という。
 木曽の材木、伊那の米輸送の近道として開かれたものである。

nakasen16-18.JPG  庭木がよく手入れされた民家がつづく。

nakasen16-19.JPG  屋根に「雀踊り」が飾られた家が多くなってくる。
 この地方独特の造りで、はじめて見る、珍しいものである。

nakasen16-20.JPG  国道20号線の中山道と交差するところに、
江戸から56里の北堀一里塚の石碑がある。

 しばらく行くと、茶屋本陣(今井家)がある。塩尻峠を控えた間の宿である。
 江戸時代を継承しているとして、建物が国の登録有形文化財に指定されている。
 やはり雀踊りが飾られている。

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 その向い側には、米穀の不正な搬出をふせぐための穀留番所跡や明治天皇今井御膳水の碑がある。

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 旧道から国道20号線にでて、「ガスト」で昼食。

 旧道に戻ると「右 しもすは、左 しほじり」とかかれた中山道の大きな道標があり、上り道になる。

 岡谷のインター越しに諏訪湖がうっすらと見える。

 右に、古い小さな庵の石舟観音がある。
 足腰の弱い人からの信仰が厚く、正面扉にわらじが何足もぶらさげてある。
 横壁には数脚の松葉杖も納められている。

 裏側には、馬頭観音が集められている。

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nakasen16-30.JPG 塩尻峠に着く。
 展望台からは、諏訪湖のむこうに富士山が見え、
南アルプス、八ヶ岳連峰、日本アルプスが見渡せるという。
 今日は霞がかかっていて、岡谷市のむこうに
諏訪湖がうっすらと見えるだけである。

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nakasen16-29.JPG 明治天皇塩尻峠御野立の碑が立っている。

nakasen16-33.JPG  頂上の公園を下ると、塩尻市に入る。

塩尻市:マンホール

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 すぐ茶屋本陣がある。

 道をはさんで、
明治天皇御膳水の井戸がある。

nakasen16-36.JPG  親子地蔵がある。
 天明の大飢饉でゆきだおれになった旅人を供養したものである。

 そこに、夜通し道の説明がある。
 「昔、峠を隔てた村の娘が岡谷の若者に恋をします。娘は毎夜若者のもとに通います。
 若者は最初はうれしかったのですが、
次第に若い娘が夜一人で峠を越えて通ってくるなど人間業ではないと考えるようになり、
ある日薮に隠れてみていると、娘は髪を乱して、頭にろうそくを立て口に刃物をくわえ駆け抜けていきます。
その様子がとても普通の人間とは思えなかったので、
若者は怖くなって、どこかへ逃げてしまったということです」。

nakasen16-37.JPG  南側の塚だけが残っている東山一里塚がある。
 この一里塚は、元和2年(1616)に中山道を伊那街道経由でなく、
塩尻峠経由に変更したときに作られたものと推定されている。

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