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第16日   下諏訪〜塩尻〜洗馬(せば)(その2)
            
宿間の距離 11.7km+6.5km  10.05.08 
                 (歩いた距離 22.2km)

nakasen16-38.JPG  東明神社がある。
 杉木たちのなかの静かなたたずまいである。

nakasen16-39.JPG nakasen16-40.JPG  平成6年(1994)の
「新しょうわ」の狛犬がいる。
 右アは玉を、左ウンは子狛を持っている。

 境内に、日露戦捷記念の灯籠が立っている。半蔵坊大権現の石碑と馬頭観音が立っている。

nakasen16-41.JPG  なお行くと、斜面に牛馬守護神の大きな石塔が立っている。

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 長野自動車道のみどり湖サービスエリアの上を
柿沢橋跨道橋で渡る。

 旧道をなお進む。

 正面に見えるのが乗鞍岳である。

 嘉永6年(1853)の馬頭観音の石塔があり、集落に入る。

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 庭木がきれいに整備され、
山ザクラが咲いている。

 屋根にシャチホコが
飾られた民家がある。

 高札場が復元されて、
立っている。

 このあたりは柿沢で、屋根に「雀踊り」が飾られた大きな民家が数軒ある。
 これらの家は、屋根の勾配が浅いので、特に大きく見える。
 妻入りの外壁は白しっくいが多く、柱が外に見えるようにでている。

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nakasen16-48.JPG 道は右にカーブしてるが、旧道は左の細い道を行く。

nakasen16-49.JPG   塩尻宿に着く。
 ここは、太平洋側の三河や瀬戸内の「南塩」と
日本海側の「北塩」の落ち合うことからついた名である。

nakasen16-50.JPG   伊那・飯田を経て三河にいたる三州街道の標示の石柱がある。

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 商店の自動販売機の横に、
塩尻口留番所跡の石柱がある。
 米・塩・材木・女人などの
取締をした。

 脇本陣跡がある。
 樹木がきれいに手入れされている。

nakasen16-53.JPG nakasen16-54.JPG  陣屋跡に造り酒屋がある。
 大きく新しい杉玉が下げられて、
青銅の屋根がかけてある。
 その隣に幟と鯉のぼりも
出してある。
 なまこ壁の倉庫が立派である。

nakasen16-55.JPG  歩道橋の手前で、右の道を行く。

 阿禮神社がある。杉木立の中の大きな神社である。本殿はどっしりと落ち着いている。
 坂上田村麻呂が勅命で、安曇郡有明山の凶賊を討つとき、戦勝を記念した神社で、
平定後は奉賛のため社殿を建て直したといわれる古社である。

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 なんとも分類のしがたい狛犬がいる。 全体の雰囲気は「渡来系」で「ひょうきん」である。
 扁平な顔に特徴があり、ドングリ眼で乱ぐい歯。
 右アの尾は2つに分かれて立っている。 左ウンの尾は1本である。
 建立年は書かれていないが、古いものではない。 石工は赤羽要人である。

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nakasen16-60.JPG nakasen16-61.JPG  「はじめ」系の狛犬もいる。
 前脚をついて座っている姿勢で、
突っ立っている。
 右アは、顔が崩壊しているが、
それ以外は残っていて
尾の毛並みもわかる。
 左ウンは前脚が欠けているが顔はわかる。
ドングリ眼で眉は太く
、大口でマンガのような狛犬である。
 角もあるようだ。

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 双体道祖神がある。

 国の重要文化財に指定された
堀内家住宅がある。
庄屋をつとめた家で、
黒塗りの門と塀があり、
雀踊りが飾られている。

 国道と交叉する道の角に自然石の石仏、道祖神、庚申塔、秋葉大神、蠶玉大神が、
並んで置かれてある。

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nakasen16-66.JPG  国道を横断し細い道を進む。
 すぐに国道と合流し田川を塩尻橋で渡る。

 右に大門神社がある。境内が広く、拝殿も立派である。狛犬は昭和59年の新しょうわである。
 境内に柴宮銅鐸が出土したという碑が立っている。
 長野県は銅鐸分布圏外といわれていたが、
この発見によって県南までは、銅鐸のまつりが行われていたことがわかったという。

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nakasen16-69.JPG  境内に耳塚がある。多くの皿などがぶら下げてあった。
 耳の形に似た素焼きの皿やお椀に穴をあけて奉納すると
耳の聞こえがよくなるといわれ、
伊那など多方面から参拝があったという。

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 JR中央線を越える。

 左の広々とした草地の向こうに、
縄文時代に栄えた平出遺跡公園がある。
 復元された藁葺きの竪穴住居が数多く建っている。

nakasen16-71.JPG nakasen16-72.JPG  平出一里塚がある。
 日本橋から
59里目の塚である。
 塩尻市内で両塚が
残っているのは、
ここだけである。

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 JRを第1仲仙道踏切で渡る。

 国道19号線にぶつかり、しばらくその歩道を歩くが、
すぐに分かれて県道304号線を行く。

nakasen16-74.JPG  肘(ひじ)掛松がある。
 2代将軍秀忠が上洛の折肘をかけて休んだという説がある。
「洗馬の肘松 日出塩の青木 お江戸屏風の絵にござる」と
唄われた赤松の銘木であったという。

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 洗馬宿の標示がある。

 中山道と善光寺道の
「わかされ」の説明があった。
 わかされは、
群馬から長野にかけての方言で、
分かれ道のこと。

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 ようやく洗馬駅に着く。

 ここには旅館がないので、塩尻まで電車でもどり、
駅に一番近いビジネスホテルに泊まる。

 夕食は、近くで外食する。

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