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第13日   岩村田〜塩名田〜八幡〜望月〜芦田 (その3)
                   
              
宿間の距離  5.6km+2.6km+3.7km+5.2 km 09.10.15 
                    ( 歩いた距離  23.5km )    

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 左に、大伴神社がある。
 古墳時代からの古い神社であるという。

 境内に、庚申塔や双体道祖神などがある。

 石段を上ると、延宝5年(1677)の本殿が納まったシンプルな社殿がある。
 皇紀2600年(1940)の「はじめしょうわ」狛犬がいる。
 右アは口に小さな玉が入っており、左ウンは玉を持っている。石工は高セ村の中山石材店である。

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nakasen13-88.JPG nakasen13-89.JPG  御桐谷信号の先で、
中山道道標に従い、
左の細道を上る。

nakasen13-91.JPG nakasen13-90.JPG  見下ろすと、
稲刈りがされたところは、
稲わらが干してある。
 浅間山が見え、
山頂から噴煙が
上っているのがわかる。

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 バイパスの下をくぐり進む。

 新旧の双体道祖神がある。

nakasen13-93.JPG  148号線の長い坂を上りきったところに
「中山道茂田井入口」の案内板がある。

nakasen13-94.JPG  茂田井は、望月と芦田の間の宿である。
 「もたい」と書かれたマンホールがある。
 ここは佐久市茂田井である。

佐久市茂田井:マンホール

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 茂田井入口の標識で、右の細い道を下る。

 茂田井の家々が見えてくる。

nakasen13-97.JPG 近づいてみると、用水路があり、
白壁造りの造り酒屋や民家の落ち着いた家並みである。

 武重酒造がある。 国の有形文化財に登録されている。大きな杉玉(酒林)がかかっている。

 門の前に若山牧水の歌碑が立っている。
 「しらたまの 歯にしみとほる 秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり」、
「ひとの世に たのしみ多し 然れども 酒なしにして なにのたのしみ」、
また武重酒造の酒「御園竹」を飲んで
「よき酒と ひとのいふなる 御園竹 われもけふ飲みて よしと思へり」の三句が書かれてある。

 今は「牧水」という名の酒も販売されているという。

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nakasen13-100.JPG  隣にこれまた古くて立派な大沢酒造があり、民俗資料館として開放している。

nakasen13-101.JPG  向かい側には「茂田井宿 御高札場跡」の案内板がある。

nakasen13-103.JPG  茂田井の町は何回かの町村合併の時に別れたようで、
北佐久郡立科町大字茂田井になる。
 マンホールは先ほど見た「もたい」と書かれたものと
同じデザインで「たてしな」と書かれている。

立科町:マンホール

nakasen13-102.JPG  家並みは佐久市の茂田井と変わらず、白壁の立派な家が多い。

nakasen13-104.JPG nakasen13-105.JPG  大きな文字の馬頭観世音石碑
少し斜めになって立っている。

nakasen13-106.JPG  茂田井の一里塚跡があり、立科町の案内板がある。
 塚はなくなっていた。

nakasen13-107.JPG  バス停「茂田井上」のところに、
「中山道茂田井間の宿入口」の案内柱があり、宿を出、
右の道をいく。

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 芦田川を芦田橋で渡る。

 ふりかえると、田園風景の向こうに浅間山が見える。

nakasen13-109.JPG 「中居」交差点に、「芦田宿」と書かれた大きな灯籠があり、芦田宿に入る。

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 宿の中の道を行く。

 芦田宿と書かれた街路灯が目に入る。

nakasen13-111.JPG  信号「立科町役場入口」から左に役場へ向かう道は、
歩道に松並木と灯籠が並ぶ新しく整備された道である。

 長野県「県宝」に指定されている、本陣の土屋家がある。
 白壁の塀に囲まれ、庭の樹木はきれいに整備されている。
 建物は、寛政12年(1800)に再建されたもので、原形がほぼ完全に残されているという。

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nakasen13-114.JPG  町屋らしい味噌醤油を商う酢屋茂商店がある。

nakasen13-115.JPG  庵看板が掲げられた、金丸土屋旅館がある。
 庵看板の江戸側には「土屋」と書かれ、京側には「津ちや」と書かれている。
 出桁造りで、腕木に彫刻されているのは珍しい。

 灯籠型の常夜灯が玄関脇に置かれている。そこには、屋号と「京」まで90里、「江戸」まで46里と書かれている。
 この旅館は、皇女和宮の下向の折りに、一行の内78名が割り当てられ泊まったという。
 今日の、私たちの宿泊場所である。
 予約の電話をすると、今は宿の主人が高齢なため、ほとんど客をとっていないと言う。
 中山道を歩いている旨を告げると、「夕食は外で、朝食のみで」ということで、泊めてもらうことができた。

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