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正徳4年(1714)の庚申塔がある。青銅葺きの祠に納まっている。
旧与野市にはいる。
「お女郎地蔵」は、寛政12年(1800)にたてられたものである。 「大宮宿の旅籠に千鳥という女郎がいたが、 宿内の材木屋の若旦那と末は夫婦にと固い約束を交わした。 しかし、悪党の徳次郎も千鳥を見そめ、宿に火をつけると凄んで身請けしようとした。 千鳥は主家にも迷惑をかけられず、さりとて徳次郎のいいなりにもなれず、高台橋から身投げした。 哀れに思った近くの人々が地蔵を立てた」という。
街道の両側に、ケヤキ並木が続いている。
この辺りから、さいたま新都心の大きな建物が多くなる。
164号線をいく。
大宮駅の近くが宿跡というが、 ビルが多く、昔のものはあまり残っていない。
境内の池の浮島に、宗像神社がある。
氷川神社の裏の公園にアカシデが植えられている。 名前の由来は「花穂の垂れ下がる様子が、 しめ縄に垂れ下がる紙(シデ)に似ていることによる」という。
JR宇都宮線を横切って、164号線にでて、北上する。
左に、石上(いそのかみ)神社がある。 疱瘡の神様として古くから信仰を集めてきた神社であるという。
境内の左に、元禄10年(1697)の庚申塔がある。 「青面金剛と二鶏、三猿が陽刻され、地元では『耳の神さん』、『眼の神さん』と大事にされ、 耳や眼の病気の時にはダンゴを供えてお参りしたそうです」。
東北新幹線をくぐり、現中山道の17号線を横切る。 JRの宮原駅の横を通る。