すすむ
地下鉄半蔵門線の三越前で下車する。
万世橋にくる。 ここには以前、鉄道博物館があったが、 大宮に移転し、建物が取り壊し中であった。
親柱に照明灯がついた昌平橋がある。
拝殿の横に、文久2年(1862)の 「獅子山」の狛犬がいる。 2匹の狛犬が、 山から落とした子狛を見下ろしている よく見る構図であるが、 この子狛は関東大震災で紛失したので、 新しく造られたものという。
本郷通りをいく。
春日通りと交差するところに、 「本郷も、かねやすまでは、江戸の内」でしられる 歯磨き粉などを売っていた「かねやす」がある。 「享保15年(1730)に大火があり、湯島や本郷一帯が焼けたため、 再興に力を注いだ町奉行の大岡越前守は、ここを境に 南側を耐火のために土蔵造りの塗屋にすることを命じた」。 その北側は従来どおりの板や茅ぶきの町並みであったという。