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都電荒川線を踏みきる。
明治通りをすぎ、JR埼京線の板橋駅の横を通る。
この通りには、 古い商家や立派な風呂屋がある。
右に少し入ったところに 板橋地域センターがある。 一階が地域観光の展示場で、 ボランティアの説明員が3人ほどいて、 板橋宿や中山道の説明をしてくれた。
石神井川を「板橋」でわたる。 この橋が板橋宿の名の由来になったものである。 「江戸時代の板橋は太鼓状の木製の橋で、 長さは9間、幅3間ありました。 自動車の普及に対応するため、 昭和の初めにコンクリートの橋に架け替えられました」。
「本町にぎわい広場」があり、交番や「火の見櫓」のような建物がある。 道標と「板橋宿上宿」の説明板がある。
その先、大穴天神を祀った小さな祠の前に、「縁切り榎」がある。 「男女の悪縁を切りたい時に、この榎の樹皮を削りとり、 煎じて密かに飲ませると、その願いが成就する」という庶民信仰があった。
環状7号線の下をくぐり、17号線を北上する。