第5日 桜株〜寒川 (その1)
歩いた距離 18.7km 2001.09.22 |
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駅の踏切に桜株十一面観世音菩薩像がある。
これは昭和11年(1936)「瀬谷村の秋祭りと大和村小学校の
運動会見学の帰途、自動三輪車が桜株踏切に差し掛かった折、
江の島行き電車に接触し11名が即死という大惨事を起こした。
その御霊の冥福を祈るために安置された」ものである。 |
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引地川を渡る。
川沿いの丘に横穴式古墳があったという。
その丘の上が「代官庭」という小公園になっている。 |
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道路が「代官橋」で立体交差して
いる所に、共同墓苑がある。
お彼岸で墓参りの人が多い。
ここの共同慰霊塔の所に、風化している
舟形一石一段の六地蔵がある。 |
厚木飛行場のフェンスの横を通る。
先日ニューヨークで同時多発テロが発生したので守衛もきりっと立っている。
誤解されるといけないのでカメラを急いでナップサックの中にしまう。 |
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綾瀬市に入る。
藤沢・座間・厚木線と交差する所に、
文永8年(1271)日蓮上人が鎌倉から佐渡に配流される時、
休息されたことに因んだ大法寺がある。 |
綾瀬市:マンホール
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蓼川支流の比留川を越えると、
高座豚の説明版がある。
「昭和の初期にこの地の大久保氏が、
英国のヨークシャー種の種豚を輸入し
品質改良に努め、その後博覧会で優勝したりして、
名豚の産地になった」。 |
吉岡で小さな御獄神社に行く。鳥居の脇に安政3年(1856)の不動明王があるが金網で、
囲われている。
道標を兼ねている天保9年(1838)の庚申塔は
「東江戸道 南ふじさハ道 西大山道 北ほしのや道」と刻まれている。 |
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女坂を上がると藤沢市に入る。 |
藤沢市:マンホール
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右に「中将姫入り口」の標示がある。
道を聞きながら入っていくと、
小さな祠がある。
「奈良時代、藤原重成の娘が父母に
死別し、この地に身を隠した。
その後奈良の当麻寺で出家し、蓮糸で
曼陀羅を織って法如比丘尼といわれた」
という。 |
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