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    (付録)                        2007.04.15

               

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 翌日、宿を出る。

 湯の湖を見ながら、日光の方に戻る。

 白樺と枯れた葦が一面の、広い湿原の戦場ヶ原を見る。

 その地名の由来は、ここが中禅寺湖の帰属を争う戦場となったという神話による。
 「下野の二荒山(男体山)の神と上野の赤城山の神との争いで、
二荒山のヘビと赤城山のムカデがここ戦場ヶ原で闘った。
 二荒山ははじめ旗色が悪かったので、小野の猿丸という弓の名人に助勢を求めた。
 猿丸は赤城山の大ムカデに矢を命中させ、撤退させたので、二荒山の勝利に終わった」という。

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 なお戻って、竜頭の滝を見る。

 この名は「竜に乗って、天上、地上、地下の水を支配している
竜頭観音が祀られている」ことによる。

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 中善寺湖畔にある二荒山神社の中宮祠にいく。

 二荒山神社の奥宮、男体山頂上への登拝口である。

nikko14-54.JPG nikko14-53.JPG  昭和47年(1972)の「鈴しょうわ」狛犬がいる。
 石工は岡崎市の成瀬大吉、宇都宮市の箕輪惣一である。
 右アは耳がたれていて、左ウンは立っている。
 左右とも男の印がある。
 勝道上人の男体山開山1200年祭記念である。

nikko14-59.JPG nikko14-58.JPG  拝殿と本殿の間に「京尾下り」の狛犬がいる。
 右アは2段角で尾は上がってから巻いて下がっている。
 左ウンは角なしで、
尾はソフトクリームのように巻いている。

 本殿の脇の登拝門の前に、「招魂社」の狛犬がいる。
 昭和43年(1968)と新しいが全身にコケがついている。
 オオカミのように精悍で、大きな耳が立てて、音を聞き分けているようだ。
 明治100年記念である。石工は鹿沼市の篠原鉄三郎である。

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 風もなく晴れているので、目の前の中禅寺湖がきれいである。

nikko14-60.JPG nikko14-61.JPG  華厳の滝へいく。
 エレベーターで見物所にいく。
 水量が多く、滝壺に落ちる流れが雄大である。
 見物する位置で視線がかわり、おもしろい。
 多少仰ぎ気味に見る方が迫力がある。

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 日光を通りすぎ、
昨日も寄った今市の杉並木公園にいく。

 二宮尊徳が建設した、
構造や間取りが合理的な
農家住宅が展示してある。
 名主屋敷があり、近在の農産物などが
販売されている。
 尊徳仕法の農家がそば屋になっている。
 そこに並んで待って、昼食をとる。

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 ゆっくり食事をした後、杉並木公園内を散歩する。

 10mもあるような大水車がある。

nikko14-66.JPG  公園のまわりの杉並木を散歩する。

 娘の車で、一路自宅をめざす。

 夕方、無事帰宅。

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