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第14日   今市〜東照宮 (その2) 

                (歩いた距離  17.0km  2007.04.14)

               

nikko14-30.JPG  東照宮を見物するため、神橋から、遊水がながれる急な石段をのぼる。
長い参道である。

 輪王寺の横を通り、一の鳥居をくぐると、神官たちが十数人で金色の御輿を担いで、行列して歩いていた。

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 日光二荒山神社に行く。

 楼門を通り、鳥居をくぐる。

nikko14-32.JPG nikko14-33.JPG  拝殿の中には、うるし塗りであろうか、
神殿を守るように「神殿」狛犬がいる。
 たてがみがふさふさして、
尾は筆のように先に毛があり立っている。
 右からア・ウンで、
左ウンの2本の角は、左右に分かれて立っている。

nikko14-34.JPG nikko14-35.JPG  家光の廟所である大猷院(だいゆういん)にいく。
 金色と黒を基調とした、
東照宮とは趣が異なる建物である。

nikko14-36.JPG nikko14-37.JPG  東照宮の表門を入ると神厩舎がある。
 「家康が関ヶ原の合戦の時乗った馬を
奉納したのがはじまりである」という。
 昔から猿は馬を災難から守ると
いわれているので、
その厩舎の外壁には猿の彫刻があり、
中でも「見ざる、聞かざる、言わざる」の
三猿が有名である。

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 陽明門にいく石段の柵に「飛越えの獅子」といわれる「玉垣」狛犬がいる。
「石棚を飛越えた姿が名前の由来」である。石棚と一体に彫られている。
 右ウンで、小太りで子どものような雰囲気である。
 左は、彫りがわからないぐらい丸まっている。

 金沢浦賀往還の久里浜の西叶神社で見た狛犬は
玉垣に隠れるように立ち上がっていた。

nikko14-40.JPG nikko14-39.JPG  陽明門に「神殿」狛犬がいる。
 全身が金箔で塗られ、
右アの獅子は緑色で、左ウンの狛犬は青色の毛である。
 ア・ウンともに男の印がある。
 保存の良い神殿狛犬をこれほど近くで見たのは
初めてである。

nikko14-41.JPG nikko14-42.JPG  陽明門から奥社へ行く坂下門に、
左甚五郎の「眠り猫」がいる。
 その裏には「すずめ」がいる。
 猫とすずめの共存は
平和の象徴であるらしい。

 長い石段を登って、奥社に行く。

 家康の柩が納められた宝塔がある。

 宝塔を囲う塀の前に、「ブロンズ」の狛犬がいる。
 尾がうちわ状で、筋肉が盛り上がっていて、強そうである。左ウンには牛のような大きな角がある。

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 奥社の入口に「江戸尾立」の狛犬がいる。

 この狛犬は「松平正綱、秋元泰朝が寄進した。
二氏は家康の遺臣で寛永年間、当宮造営の効により
特に奉納が許された」というものである。
 松平正綱は、日光杉並木を寄進した人である。

 寛永13年(1636)で、
関東で最古の石造の参道狛犬といわれている。
 前脚、後脚をつなげて彫ってあるのが特徴である。
 短い尾が立っている。左ウンには角がある。

 東照宮などを2時間以上かけて見物し、満足した。
 建物が金色を基調に黒でアクセントがつけられ一見派手のように思っていたが、
瓦を含め豪華ではあるが、全体に落ち着いた風格があることがわかった。 

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 次女が駐車したところに戻り、今日の宿、奥日光に向かう。

 途中で中禅寺湖を通る。

 宿は湯元にあるが、周辺の山だけでなく、庭にも雪が残っていて、驚いた。

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