鬼の首塚碑がある。
鎌倉時代に凶暴で悪行三昧の太郎という男が鬼岩に住み狼藉を極めた。
そこで、人々はこの地の地頭である交告源吾に退治してもらうよう訴えた。
しかし、なかなか討つことができないので蟹薬師の訴願したところ
お告げ通り祭礼の日に女装した太郎が現れ、とらえて首を切ることができた。
太郎の首を首桶に入れ、都に運ぼうとしたところ急に首桶が重くなり
一歩も進むことができなくなったので、この地に埋めた。
今では、太郎が住んでいた鬼岩では、太郎を福鬼として迎えられており、
節分では「福は内、鬼も内」と豆まきをするという。
その隣に、子規の
「草枕 むすぶまもなき うたたねの ゆめおどろかす 野路の夕立」の歌碑が立っている。 |