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第1日 虎ノ門〜荏原 (その1)

          歩いた距離  14.7km  2001.08.11

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 銀座線の虎ノ門で下車する。

 地下鉄から地上に上がると、
霞ヶ関の官庁街である。

東京都:マンホール

「丸亀城主の京極高知が遷座したもので、豊漁満帆、海陸安全、福徳守護の神徳がある」
という金刀比羅宮に行く。

 文政4年(1821)の銅貼りの鳥居の左の円柱には青龍と玄武が、右には朱雀と白虎
飾られている。

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 桜田通りの一本東の、愛宕山の裏の細い道には小さな寺が多い。
その中の栄蘭寺に江戸時代の蘭医で解体新書を著した杉田玄白の墓があった。

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 この辺りは、八幡神社の夏祭りの準備で、
祭り提灯が飾られている。

 桜田通りに出る。

 地下鉄の神谷町駅を右に入ったところに
葺城稲荷がある。稲荷ではあるが、狛犬がいる。
左は風化してはっきりしないが、
右ウンは少し首をひねった「江戸尾立」である。

 八幡宮がある。地面に埋め込まれた石橋を渡って、高い階段を上がる。

 階段の上に、台座が岩である、派手な顔つきで太ったひょうきん系の「江戸尾立」
狛犬がいる。右アには角の取れた穴がある。

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拝殿の前に、左右ともアの狛犬がいる。
子狛が極端に小さく、親が手で外敵から守っているような
「江戸」狛犬である。

 境内に西久保八幡貝塚がある。

nakahara1-10.JPG  慶応大学の横の春日社に行く。
小さな神社であるが、
壁に色づけされた舞の能面が飾られている。

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 港区は坂が多いところで、
「蛇坂」などと書かれた木の標示杭がある。

 長松寺に江戸中期に柳沢吉保に用いられ、
将軍綱吉にしばしば儒学を講義した荻生徂徠の墓がある。

 加藤清正が朝鮮からつれてきた日延が開いた清正公覚林寺がある。
人生の苦悩にうち勝つ「しょうぶ入り御勝守」というお守りが有名。
 白金台で瀟洒な明治学院大学の横を通る。

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