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はじめに

  中原街道は、江戸虎ノ門から相模平塚の中原へ向かい、東海道に合流している。
 東海道が整備されるまでは、東海道をしのぐ存在であった。

 東海道整備後も脇街道として、周辺の物資輸送には欠かせない道で
平塚から江戸へ酢を運んだために「お酢街道」とも呼ばれた。

 中原には、徳川家康が鷹狩りに出かけた時や江戸と駿府を往還する時の休泊所として
御殿が置かれた。

 その行程は、まず江戸の虎ノ門を出て、三田、荏原、洗足を通り、丸子で多摩川を渡る。

徳川秀忠が作った小杉御殿のあった中原(川崎)を通る。

 横浜の市域に入り、佐江戸、瀬谷、用田(藤沢)を経て田村の渡しで相模川を渡り、
平塚の中原御殿に着く。さらに進んで平塚や大磯で東海道に合流する。

 

 中原街道は、私たちにとって街道散歩の最初のものであり、
また「狛犬」を訪ねる散歩のきっかけになったものである。

 JRの武蔵中原の近くにある大戸神社を参拝した時、
参道にあった狛犬が左右とも砲弾を抱えていた。
意識的に狛犬を観察したのは初めてで面白かったので、帰宅後家族に話をした。

 娘も面白がって、「狛犬にもいろいろ種類があるかも知れないね。
せっかく散歩を続けるなら、それに焦点を合わせたら楽しいかもね」と言った。

 さっそく町田市の図書館へ行って調べると、狛犬に関する本は数少ないようなので、
狛犬を研究してみようと決めた。

 それが平成8年(1996)の秋である。

 それ以降現在まで、妻と私は「狛犬」にのめりこんでいる。

 なお、記録は平成13年8月から9月にかけて歩いたときのものであるが、
一部の写真は、平成14年3月から4月にかけて部分的に歩いて撮り直し、
新しく寄った神社もつけ加えた。

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