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1 目黒の社寺めぐり(その1)           2002.11.23

                コースの距離 4.6km  歩いた距離 5.9km

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 「目黒の社寺めぐり」を実行するため、東急東横線の中目黒で
下車する。

 駅前が再開発され、モニュメントのある新しい建物が
建っていた。

 山手通りを南下し、古いたたずまいの正覚寺に寄り、すぐに駒沢通りを南へ曲がる。

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 住宅地の中に、旧中目黒村の
鎮守の中目黒八幡がある。
 長い参道で境内に大木が
立っていて、階段脇には水が
湧き出ている。

 拝殿前には昭和11年(1936)の
「鈴しょうわ」の狛犬がいる。

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 駒沢通りにもどり、小さな社殿の天祖神社に行く。
 ここは古くは伊勢森といわれ、樹齢数百年の木が残っている。

 境内に宝永5年(1708)と享保(1716〜1736)の2基の庚申塔がある。
 享保の庚申塔は道標を兼ねていて、「これより、町さき四辻、大道、
久品仏通、右せたがい道、左ふどう道」と書かれている。

meguro1-29.JPG  祐天寺に行く。
 祐天寺は祐天上人が開山で徳川家の厚い保護を受けていた。
将軍綱吉の息女竹姫の寄進した仁王門が有名である。

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 駒沢通りをもどって住宅地の中の道を南に行くと
緑が残った「なべころ坂」緑地公園がある。
 なべが転がるほど急な坂であることから名づけ
られたともいう。

 公園の角に貞享元年(1684)の庚申塔が屋根掛けの
中にあり、これは「藤の庚申」といわれていた。

 この道には庚申塔が多く建てられているので庚申道と呼ばれている。

meguro1-07.JPG  古刹であるが、現代風な建物になっている長泉寺がある。
 境内にブロンズ像が多く置かれた現代美術館
建てられている。

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 馬喰坂に4基の庚申塔
安置されている。
 延宝8年(1680)のものも
ある。

 目黒川に傾斜している急な
この坂を馬喰坂という。
 「道路に凹凸の穴が空いた
状態を昔の方言で『ばくろ』と
いったので坂の名前になった」
という。

denen1-16.JPG  再び山の手通りに出て、目黒通りと交差するところに
大鳥神社がある。
 この日は「三の酉(とり)」の前にあたり、
境内全体に縁日の準備がされていて
ゆっくり見ることができなかったので、
次の機会に写真を撮りに来ることにした。

 目黒通りを西に行き、寄生虫館で右に曲がり、洋館も混じる住宅街を進む。

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 目黒不動公園を左に細い道を行くと青木昆陽の墓がある。
墓は普通の大きさである。

 昆陽は八代将軍吉宗の命により蘭学を学び、語学関係の
著書が多いが「蕃薯考」を著し、救荒作物として甘藷の
栽培を奨励し「甘藷先生」と呼ばれていて、有名である。

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