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第11日  秦野〜松田(その2)

                                                (歩いた距離 15.2km      2002.11.02)

 三島神社がある。
 山の中腹のひっそりしたたたずまいで、境内には庚申塔や道標が置かれている。

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 すぐ右の細い道にはいり、畑の中の富士見塚に来る

 鎌倉幕府の源頼朝が「武士の士気を盛んにするために
富士の裾野で巻き狩りを催した。その時、頼朝は
矢倉沢往還のこの場所で馬を止めて富士を眺め、鑑賞した」
という。

 酒匂川を越えた箱根の山の上に富士山が見えるところ
である。今日は曇っていて富士の中腹までの稜線がうっすらと
見えるだけであり、残念である。

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 その脇に神奈川の古道50選に選ばれた細い道
ある。気持ちのいい古道である。

 その先にある農道に使われている急な坂道を下る。

 杉並木が切れて見晴らしのよいところでは、
小田原の市街とその向こうに相模湾が見える。

 高架になっている東名高速の下に神山神社がある。社殿があるだけの神社である。
社殿の脇障子には、狛犬とボタンが彫られており、塗られた朱が残っている。
天井には墨で獅子の絵が描かれている。

 篭場橋で川音川を渡ると、松田の市街地にはいる。

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マンホール:松田町

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 JR松田駅を越して商店街を通り、寒田神社に行く。

 この神社は由緒が古く、日本武尊が東征の折り、立ち
寄ったと伝えられ、境内に日本武尊の腰掛け石がある。
 また箱根を越える旅人が旅の安全を祈願したといわれる。

 左右に分かれた大型の「獅子山」の狛犬がある。
 昭和6年(1931)の右からア・ウンで石工は武井五郎である。
右は雌で子狛が3匹が岩を上がってくるのを構えて見下ろしている。
左は雄で堂々と立っていて、子狛が2匹いる。

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yagura11-25.JPG  寒田神社の祭礼には松田町を上げて大名行列が行われる。
その様子がマンホールの絵柄になっている。 

マンホール:松田町

 小田急新松田までもどり、乗車して帰宅。

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