祠は小さいが全体が公園で、かきつばたの池がある別社土御前社で一休み。桜がきれい。
境内に元禄5年(1692)の芭蕉の「不断立つ 池鯉鮒の宿の木綿市」の句碑がある。
昨日引馬野に一茶の「はつ雪や ちりふの市の銭叺」の句碑があったが、
江戸期を代表する二人の俳人が池鯉鮒の木綿市の繁昌を詠んでいるのが面白い。
逢妻橋で逢妻川を渡る。
刈谷市にはいる。
工場地帯で排気ガスがひどく、ほこりっぽい。道端にお堂の中に三面の馬頭観世音。
国道沿いの旧道をいくと、黒い連子格子の中二階の家が続く古い街道である。
「いも川と云うめんるい有り。道中一也」といわれる「ひもかわうどん」の名所。
境川を境橋で渡る。
三河と尾張の境をなす川であるが、水が汚く、辺りの工場で土砂を扱っているので空気が悪い。
この橋は「慶長6年(1601)に東海道に伝馬制度が設けられ、ほどなく尾張と三河の立ち会いで
橋が架けられた。中程より西は板橋、東は土橋であり、たびたび洪水で流され、
やがて継ぎ橋はひと続きの土橋となった」という。
豊明市にはいる。
阿野一里塚があり、桜が満開。 |