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第3日  下呂 

                歩いた距離  6.5km       2001.09.03

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 朝食前に宿の近くの温泉街を散歩する。

 下呂温泉にまつわる白鷺の絵と
下呂の語呂合わせの蛙の絵とが
マンホールのふたになっている。

 今日は朝から霧雨が降っていて、
傘をさしたり、しまったりして歩いた。

下呂町:マンホール

 森八幡神社にいく。ここは無形民俗文化財「田の神祭り」が有名であると説明されていた。
狛犬は皇紀二千六百年記念の「しょうわ」狛犬であった。

 温泉寺にいく。小高い山の上にあり、下呂全体を見下ろせる場所にある。
「村人に温泉の湧いている所を教えた白鷺が、中根山の中腹の松にとまりました。
そこに薬師如来が鎮座していたそうです」。その薬師如来がこの寺に祭られているという。

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 朝食をとり、一風呂浴びて、下呂駅まで歩き、
バスで今回の旅の第一の目的である下呂温泉合掌村へいく。

 合掌村は白川郷から移築した十棟ほどの合掌造りの
民家があり、旧大戸家住宅、紙すきの「漉(すき)倉」、
陶器の絵付けの「斐騨陶房」、
倉造りの「狛犬博物館」などがある。

 狛犬博物館は平成5年に造られ、
飛騨古川町の上杉氏が親子二代で収集した狛犬を展示している。

 円空が彫ったという江戸時代初期の狛犬をはじめ、鎌倉室町時代の風格のある
「木彫り」狛犬や室町江戸時代の表情たっぷりの「陶製」狛犬などが所狭しと置いてある。
 また外国の霊獣もいる。

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 日頃参道狛犬以外を見る機会が少ないので、興味深かった。

 個人のコレクションであることから小型のもの、移動が可能なものに限定され、
石造の参道狛犬はもともと神社で見られるので、当然このコレクションにははいっていない。

 写真は、金箔漆がきれいな木彫り狛犬、狸顔になった信楽焼狛犬である。

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 合掌村の中に、全国で唯一と思われる「かえる神社」があり、
入り口の左右に石造りのかえるがいた。「参道蛙」というべきである。

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 合掌村は一山を公園風に造ってあり、緑の中を歩き回り大いに満足した。

 バスで下呂駅にでて、特急飛騨12号で名古屋にいき、新幹線で帰宅。

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