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第13日   徳次郎〜今市 (その2) 

             (歩いた距離  20.0km   2007.04.13)  

                

 宇都宮と今市の境になる。

 近頃、今市市が日光市に合併されたので、新しく「日光市」の表示がでている。

 マンホールの蓋は急には取り替えることができないので、「今市市」のものがある。

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今市市:マンホール

日光市:マンホール

nikko13-16.JPG  車道をはさむように杉並木が続く。
 歩道は並木の外にあるので気分がよい。

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 並木寄進碑がある。

 日光杉並木は、「日光(鉢石〜大沢)、例幣使(今市〜文挟)、
会津西(今市〜大桑)の3街道からなり、
特別史跡、特別天然記念物に指定されている」。
 この寄進碑は「松平正綱が、杉並木を植栽して東照宮に寄進したことが
かかれたもので、三街道の入り口とその起点である日光の神橋畔の4ヶ所に
立てられていて、日光神領の境界石ともなっている」。

 松平正綱は、家康の身近で仕えていたが、家康の没後も日光を訪れ
東照宮の警護や修理を務めて、2万2千石の大名に任ぜられた。
 そのことに感謝して、約20年間かけて杉並木を植栽し、寄進したという。

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 大沢宿へくる。

 右に、王子神社がある。
 小さな神社だが、大いちょうが有名である。

nikko13-20.JPG nikko13-19.JPG  安政7年(1860)の小型の
「江戸尾立」の狛犬がいる。
 頭が大きく、前脚が小さいので
「くずし」ともいえる。
 このあたりは内陸なのに、
奉納者が鰹講中というのが面白い。

 大沢小学校がある。将軍の日光社参の時、休憩所があったところという。校門のところに、二宮尊徳像がある。

 杉並木で車道と分けられた歩道を歩く。
 大沢の一里塚がある。

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 延命地蔵堂があり、石仏が集められている。

 その中に、六角の石柱に六地蔵が彫られている、
享保10年(1725)の六面幢地蔵がある。
 板東めぐりのお礼に立てたものである。

 同様の六地蔵を矢倉沢往還の裾野市岩波で見た。
 また、東京の目黒の安養院にもあった。

nikko13-23.JPG  杉並木の歩道に沿って、
農業用水が流れている。
 小さいが、筥(はこ)樋という
用水の立体構造になっている。
 この仕組みを見たのは、東海道の三島の
千貫樋以来である。

 日光甚五郎煎餅の工場の前を通る。

 森友の交差点で、右へいく。

 滝尾神社にいく途中に、わき水で水飲み場が造られている。
 今市の水は自然な成分が適量含まれていておいしいと説明されている。
 飲むと、冷たく本当にうまいと思った。ペットボトルに水をくんでいる人もいた。

nikko13-25.JPG  滝尾神社は、道に沿った細長い小さな神社である。
 大注連縄(しめなわ)が目立つ。
 出雲の大注連縄づくりの指導をうけているという。

nikko13-27.JPG nikko13-26.JPG  大正15年(1926)の「江戸くずし」の狛犬がいる。
 目が大きく、獅子鼻で太っている。

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 杉並木が続く。
 杉の幹に、オーナーの名札が
貼られている。

 森友の「桜杉」がある。
 杉の木に山桜が寄生し
成長したもので、
まだ桜の花が少し残っていた。 

nikko13-30.JPG nikko13-31.JPG  33番目の一里塚がある。
 塚の上に、杉が植えられているが、
右側の杉の根元が空洞になっている。
 大人が4人入れるほどなので、
「並木ホテル」の名があるという。

 東武線をくぐる。

 杉並木をなおいくと、追分地蔵がある。
 ここが日光道中と例幣使道との分岐点である。

 今日はここまでと決め、東武日光線の下今市駅から乗車して、東武日光駅までいき、
東照宮近くの日光東観荘で一泊する。

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