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第17日 洗馬〜本山〜贄川(にえがわ)〜奈良井 (その3)
          
宿間の距離 3.3km+7.6km+7.1km   10.05.09
                ( 歩いた距離 22.2km)

nakasen17-71.JPG  右に、総檜造りの楢川(ならかわ)小学校がある。

 国道から右に、奈良井川を奈良井川橋で渡り、 JRを奈良井道踏切で渡る。

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 奈良井宿に入る。すぐ奈良井の駅がある。

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  庵看板の奈良井宿の道標があり、大きな道標や高札場の様な案内板もある。

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nakasen17-78.JPG  宿に入って、すぐ右の山の中ほどに、八幡神社がある。
 杉並木の参道がある、小さな社の神社である。

nakasen17-79.JPG nakasen17-80.JPG  昭和12年(1937)の
「尾つき」の狛犬がいる。
 石工は、
平沢の諏訪神社の狛犬と同じ、
平澤茂である。
 右アは玉を、左ウンは前脚の間に
子狛を持っている。
 尾が背にくっついていて、
重量感がある。

 神社の裏に地蔵堂があり、中には、地蔵が数体祭られている。

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 地蔵堂の前に、「二百地蔵」がある。
 聖観音、千手観音、如意輪観音などの観音像が200体近く並べられている。
 国道開削、鉄道敷設の折に周辺から集められたものだという。

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 奈良井の宿は、中山道最大の難所である鳥居峠をひかえ、峠越えに備えて宿を撮る旅人が多く、
「奈良井千軒」とよばれる賑わいがあったという。
 旅館、茶房、造り酒屋、土産物店などが、当時の雰囲気を残して並んでいる。

 奈良井の宿は、一軒一軒の建物が特徴があるだけでなく、
街道の両側に並ぶ建築物の全体の雰囲気が良く、国の伝統的建造物群保存地区に指定されている。
 「建物の大部分は木造の中二階建で、
低い2階が1階より1尺5寸ほど前にせりだした出梁(だしはり)造りという様式である」。

 軒が隣家と接している建物が多く、
境界にある袖壁が、防火の意味もあって漆喰塗りにされている。

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nakasen17-91.JPG  また、猿頭という
中山道でも奈良井宿だけにあるものが多い。
2階の梁から木の庇が出ていて、
それを支える桟木がサルの頭に似ていることから
名づけられたという。
 この越後屋は、
庵看板もでていて落ち着いた土産物店である。

 右の奥に大宝寺がある。緑の中の清潔なお寺である。
 その庭に、屋根をかけられたマリア地蔵がある。
 昭和7年(1932)に、薮の中に埋もれた首のない地蔵を掘りだした。
 抱かれる嬰児の手にもつ蓮華の先が十字になっているところから、
隠れキリシタンが観音像をよそおって密かにまつったものではないかといわれている。

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nakasen17-94.JPG  黒漆がきれいに塗られた旅館伊勢屋に着き、泊まる。

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