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第17日 洗馬〜本山〜贄川(にえがわ)〜奈良井 (その1)
          
宿間の距離 3.3km+7.6km+7.1km   10.05.09
                 歩いた距離 22.2km

nakasen17-1.JPG  朝、泊まった塩尻ステーションホテルの窓から、
春がすみをとおして日本アルプスが見える。

nakasen17-2.JPG  塩尻駅前に玄蕃之丞のモニュメントがある。
 「むかし、桔梗ヶ原に玄蕃之丞というキツネが棲んでいました。
大変ないたずら好きで、いつも人々を化かしては
面白がっていました。 
 大名行列に化けたり、嫁入り行列をまねたり、
また鉄道が開通したころは列車に化けて汽車を止めるなど
驚くばかりのいたずらをしました。
 しかし、その底抜けの陽気さが人々に愛され、
いまでも『げんば祭り』として受けつがれております」。

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 朝食後、きのう歩いた洗馬まで電車で行く。

 洗馬の地名は「挙兵した木曽義仲がこの地で
馬の足を洗って元気を取りもどした」という故事による。

 洗馬宿は、
中山道が牛首峠(254号線 日出塩〜辰野)越えから、
慶長19年(1614)塩尻峠越えに変更されたとき、
中山道と善光寺街道とのわかされの宿場として
新設された集落である。

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 旧中山道の西街道に出て歩く。

 宗賀農業漁業体験実習館がある。
 この地は、明治時代初期の洗馬学校があったところで、
学校は近隣に例のない廻り階段やバルコニーのついた
洋風3階建の校舎であったという。

 本陣跡、脇本陣跡、荷物貫目改所跡がある。

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 JRの線路をはさんで、小高い丘の上に洗馬神明宮が見える。
踏切はないが、住民が線路を直接渡る所を利用して行ってみる。落ち着いた神社である。
 神社から洗馬宿が見下ろせる。
 市の無形文化財に指定されている太神楽の説明がされている。

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nakasen17-10.JPG  街道にもどると、高札場跡があり説明板が出ている。

nakasen17-11.JPG nakasen17-12.JPG  線路を越えると、
牧野一里塚があり、
その上に
木造洋館造りの 
公民館があった。

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 少し行くと、国道19号線と合流するが、
すぐ本山宿への右の道を行く。

 石仏、石塔が集められている。

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nakasen17-16.JPG  「本山そばの里」の看板がでている。
 本山はそば切り発祥の地ということで、
「本山そばの里」は地元の女性が、
むら起し・地域振興・農業の活性化を目指すそば屋。

nakasen17-17.JPG  道沿いに、出桁造りで2階建の旅館が並んでいる。
 隣の旅館との間が出っ張って、
道に対して斜めの家並みになっている。
 坂本宿で見た「はすかい」のようでもあるが、
曲線になった道に沿って建てるとこのようになるのか、
とも思った。

nakasen17-18.JPG  脇本陣の跡は消防署になっていて、
駐車場の手前のかえでの木の下に
中山道道標と案内板がある。

nakasen17-19.JPG nakasen17-20.JPG  宿らしい屋敷や
連子格子の
二階家などがあるが、
本陣跡や番所跡などの
案内板を
見つけられなかった。

 nakasen17-21.JPG 宿を出て、国道19号線に合流するが、
すぐ旧道になる。

 第2仲仙道踏切でJR中央線を横切る。

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 また、国道に出ると「伝説日出塩の青木」の案内板があり、右奥の人家の庭に記念碑がある。 

nakasen17-24.JPG  62番目の日出塩の一里塚がある。

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 日出塩の駅がある。

 自然石の大きな道祖神がある。

 線路に沿って、何もない国道を進む。

 江戸時代初期に、大久保長安が開設した牛首峠越えの旧中山道との分岐点がある。

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国道に
「これより南木曽路」の
標識が出ている。

ここは桜沢で、
昭和15年建立の
「これより南木曽路」の
石碑がある。

この地は木曽と信濃の境であり、江戸時代には尾張藩領の北境で、松本藩に接していた。
「石碑の裏に
『歌に絵に其の名を知られたる木曽路は、この桜沢より神坂に至る南20余里なり』
と書かれている」と説明板にある。

 ここで国道を横切り、対面の山の細い壁道を国道を見下ろしながら登る。

 杉林の中の山道を進む

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nakasen17-30.JPG nakasen17-31.JPG 二体の石仏がある。
小屋掛け中に、
三面馬頭観音がある。
刀や道具を持った手が
多く出ている。

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廃道になった古いトンネルがある。

壁道を出て、国道に入る。

 茶屋本陣跡がある。 連子格子のきれいな建物である。
 明治天皇が小休みした所で、桜沢の御膳水と書かれ、小さな池になっている。

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