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第12日  沓掛〜〜追分〜小田井〜岩村田 (その2)
            (ゆうすげ温泉)       
                
宿間の距離  4.3km+5.0km+4.7km  09.09.28
                      ( 歩いた距離  19.8 km )    

nakasen12-34.JPG 18号線を少し行くと、中山道と北国街道の分岐点である。
常夜灯が立っている。

 

 また、「右、従是北国海道、左、従是中仙道」と書かれた「分去れ(わかされ)の道標」がある。
 「さらしなは右 みよしのは左にて 月と花とを追分の宿、とうたわれているように、
ここを右すれば北国街道 月の名所の更科や越後路に、
左すれば桜の名所吉野や関西方面に分かれたところである」。
 ここにはマリア地蔵といわれる大きな石仏がある。
 地蔵は、子どもをだいているが、十字架などの彫りは見あたらなかった。
 立ち姿の馬頭観音もある。

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nakasen12-38.JPG  18号線から左に入る細い道が旧中山道である。

  そこに、中山道69次資料館があり、庭に中山道のミニチュアが作ってある。
 すべての宿の名の標柱が立てられている。
 日本橋、小高い浅間山や福島関所草津宿、三条大橋等々。
 このようなミニチュア街道は、東海道では品川や桑名にあった。

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nakasen12-42.JPG  御代田町に入る。

御代田町:マンホール

nakasen12-43.JPG  緑の中のところどころに紅葉がはじまった細い道を行く。 

nakasen12-44.JPG  小高い丘の上に大山神社がある。
 長い参道で木造の鳥居があり、質素な感じである。

 御代田の一里塚がある。
 街道から少し右に入った民家の庭先の畑の中にあるため、保存状態がよい。
 一つの塚には枝垂れ桜の大木が茂っていて、花が咲く頃は、さぞみごとだろうと思われる。

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 しなの鉄道の御代田駅の横の地下道をくぐる。

 龍神の杜公園がある。
 龍神の舞の龍を保存した館がある 。

nakasen12-50.JPG  龍神のすべり台もある。

 庭に、龍神伝説を石に彫って絵巻にして飾ってある。

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nakasen12-51.JPG  旧中山道を南に向かって歩く。
 天気が徐々に回復し、浅間山の稜線が雲と区別されて、
はっきりしてきた。山頂から噴煙が出ているようである。

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 漆喰と黒板の塀が長くつづく
家屋がある。

 バス停に「荒町上宿」とある。

nakasen12-54.JPG  137号線にぶつかり、わたった所に、
「小田井宿入口」案内柱がある。
 小田井の宿である。
 「皇女和宮をはじめ宮家や公家の姫君が休泊に
多く利用されたので
『姫の宿』ともよばれている。

nakasen12-55.JPG  道はゆるやかに曲がり、枡形になっていて、
古い家屋と調和している。

nakasen12-56.JPG  「本陣跡(安川家住宅)」がある。
 門も蔵も塀も清潔に保存されている。
 客室もよい状態に残しているとのことである。

 高札場跡には小田井宿の案内板が立っている。
 「問屋場跡(安川家住宅)」は江戸後期の造りで、切り妻屋根の出桁づくりの家である。
 建物はないが「脇本陣跡」の案内柱は、花々に囲まれてたっている。

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nakasen12-60.JPG  「下問屋跡の尾台家」にはりっぱな長屋門があり、
塀からみごとな松の木がのぞいている。
 道の左側には、用水路があるが、
水は流れていなかった。

nakasen12-61.JPG  道が緩いカーブになった先、佐久市小田井に入る。

佐久市:マンホール

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 9号線(中山道)と合流する。

 ラーメン屋を見つけ、昼食をとる。

 殺風景な国道の右側に2.3本の松が立ち、そこが皎月原である。
 「用明天皇には皎月という官女がいたが、おとがめを受けて佐久郡に流されてきた。
時々小田井の原へきて馬の輪乗りをし、その跡には草が生えなかったので、
ここを皎月の輪と呼ぶようになった」という伝説があったという説明板がある。
 また自然石の「皎月歌碑」には江戸時代の小諸藩馬術師範の歌が書かれている。

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 岩村田橋で上信越自動車道を越える。

 道路沿いには、幾種類ものリンゴが鈴なりになっている。

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nakasen12-69.JPG  道路脇に、千手観音などの石仏が集められている。

 その先、住吉神社がある。
 昭和40年(1965)の「しょうわ」狛犬がいる。火山岩をつかって造られた灯籠がある。

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nakasen12-73.JPG  二十三夜塔や双体道祖神らしきものもある。

nakasen12-74.JPG  右に「従是 善光寺道」と書かれた道標がある。復元の道標らしい。
 ここから小諸にむかい、善光寺街道と合流する。

nakasen12-75.JPG nakasen12-76.JPG  その先、少し左に入ると
龍雲寺がある。
 武田信玄が中興した寺で、
遺骨が安置されているという。

 街道から離れて、道を東に行くと、岩村田(大井)城跡がある。小高い所で、芝生の庭園になっている。
 鎌倉・室町時代を通じて、佐久郡の東部に繁栄した大井氏が城館としたところである。

 巨大なケヤキがあり、長野県の指定天然記念物になっている。

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nakasen12-79.JPG  このあたりからも、まだ浅間山が見える。

nakasen12-80.JPG  岩村田の市街を通って、小海線の岩村田駅に行く。

nakasen12-81.JPG  佐久平駅まで1駅乗り、新幹線に乗って、帰宅。

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