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第10日  安中〜松井田〜坂本(その1)
        (磯部)               (横川) 
    
             宿間の距離   9.6km+9.5km  09.08.31
                    歩いた距離   21.0km

 今日も雨であるが、朝食後、予定どおり横川へ向かう。

 雲雀まで戻り、216号線(旧中山道)にもどる。
 時々車が通るだけで、人通りのない寂しい道である。

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 自然石に文字だけ彫られた道祖神がある。
 自然石の文字だけの馬頭観音もある。

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 右に日枝神社がある。
 参道の上に神楽殿があり、参拝する時は、神楽殿の下をくぐって、
石段を上り一段上の社殿にいくという珍しい配置である。
 狛犬はいないが、面白い形の灯籠がある、落ちついた風格のある神社である。

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nakasen10-07.JPG  隣に自性寺がある。
 「新島襄先生 先祖菩提寺」と書かれた
案内板が出ている。

 18号線(中山道)に合流する。

 そこに、文化5年(1808)に立てられた郷原の妙義道常夜灯がある。
「是より妙義道」と台石に彫られていて、中山道から妙義山の参詣者への道しるべであった。

 すぐに左に33号線に分かれる

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 松井田宿に入る。

 妙義山参詣の宿坊や土蔵造りの家がある。

 電柱に説明書きのある看板がかかっている。

 外郎(ういろう)店屋敷(虎屋)跡がある。
 現在も東海道の小田原で営業している外郎店の分家で、
「江戸時代には透頂香という薬を扱い、医を以て業としていた」。
 現在は酒屋になっている。

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 金井本陣跡がある。
 通りかかった人に尋ねると、左の細い道を入ったところに本陣の一部が残っているという。
 鍵を開け、中に入って説明もしてくれた。
 以前は、集会所として使われていたが、現在は雨戸が閉められ、物置になっているようである。
 上段の間が残されていて、床の間の違い棚や破けているが明かり取り障子が風格を表している。

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 この辺りは、道に面して連子格子土蔵造りの商店がある。

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 右側にある松井田小学校脇の坂の上に松井田八幡宮がある。緑の中の神社である。
 ここの本殿は、江戸時代の三間社流れ造りといい、県の重要文化財であるという。
 境内に、太子堂がある。木造の彩色された聖徳太子像が安置されている。

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 参道を行くと、昭和4年(1929)の「はじめしょうわ」狛犬がいる。
 小ぶとりで、尾が巻きあがっていて、厳しい顔をしている。
 右アは玉を持っていて、左ウンはなにも持っていない。

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 街道にもどると、土蔵造り出梁造りで連子格子の家がある。

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nakasen10-24.JPG  上州櫓造りの家がある。 
 この造りの家は養蚕農家で、
換気に配慮して屋根の上に
小さな通気のための屋根が
設けられているという。

 松井田城主の大導寺政繁の墓がある補陀寺を左に見ながら進む。

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