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はじめに 

 東海道を歩いた時、平成9年10月に保土ヶ谷を通ったが、
その時から「金沢横町道標」が気になっていた。

 ここは金沢・浦賀往還の起点であり、そこに四基の道標が立っている。

 最も古いものは、天和2年(1682)の「かなさわ かまくら道」である。

 文化11年(1814)の「杉田道」は彫りが薄くなっているが、
其爪の「保土ヶ谷の 枝道曲がれ 梅の花」と彫られてある。
句碑を兼ねた道標は珍しいという。

 他に弘化2年(1845)の「芋大明神社の道」もある。

 其爪の句にひかれて杉田の梅を観ることと、幕末の歴史で脚光を浴びた浦賀を見るために、
平成14年の早春に歩き始めた。

 その後、金沢・浦賀往還は栗木町の先で杉田道と金沢道に分かれ、能見堂を通り
金沢文庫に行き、金沢八景駅の先で浦賀に行く浦賀道と、朝比奈切通を経由して
鎌倉に行く六浦道に分かれていることがわかった。

 第6回までの散歩では、杉田分岐点から金沢までの道と金沢の分岐点から鎌倉までの道が
不足しているので、6、7月に2回散歩して、追加することにした。