foot_linehidari.gif iconhoum1.gif  icon2133.gif foot_line.gif すすむ

第1日 保土ヶ谷〜杉田(その1)

             歩いた距離 17.5km  2002.02.09

 JR横須賀線の保土ヶ谷で下車する。

 保土ヶ谷の商店街を通ると金沢横町で、そこに東海道を歩いた時から気になっていた
「金沢横町道標」がある。 金沢・浦賀往還の起点である。 

kana1-01.JPG kana1-02.JPG  四基の道標のひとつ文化11年(1814)
の句碑を兼ねた道標「杉田道」の
「保土ヶ谷の 枝道曲がれ 梅の花」の
句に従って左折し、梅の名所である
杉田まで歩くこととする。

kana1-03.JPG kana1-04.JPG

 すぐの横須賀線の踏切を渡り、
国道1号も横切る。

 「政子の井戸」の案内に従い住宅地の急な坂を
上ると、「御台所の井戸」がある。
檜皮の屋根がかけられた井戸があり、
水は澄んでいた。
 これは源頼朝の妻政子がこの井戸の水をくんで
化粧に使用したと伝えられているものである。

kana1-05.JPG

 この坂は金沢・浦賀往還で、
上りきると享保2年(1717)の「北向地蔵」がある。

 大きな角柱の上にお地蔵さまが座っていて、
道標を兼ねて「かまくら道」「くめう(弘明)寺道」と書かれている。

 住宅街を通り、高速道路を越えると野球場などがある清水ヶ丘公園がある。
坂を下って京急を越える。

kana1-07.JPG kana1-06.JPG

 左に杉山神社がある。

 狛犬は、顔が扁平で口が大きい
明治23年(1890)の「江戸耳長」
である。
 右のアは、子狛がオッパイを
飲んでいる。

kana1-08.JPG  道なりに南に行き、大岡川を蒔田橋で渡る。

 市営地下鉄が通る横浜鎌倉線に出ると、左に杉山神社がある。
境内が幼稚園になっていて、園の終了時間で親の出迎えでごったがえしている。

 正門の脇に昭和15年(1940)の「鈴しょうわ」の狛犬がいる。
皇紀二千六百年記念である。

kana1-09.JPG kana1-10.JPG

 大岡川沿いに、弘明寺(ぐみょうじ)に行く。

 かつては、入り口を塞ぐようにお札を売る
建物があって暗い雰囲気であったが、
今は入り口も石段も新しくなり趣がなくなっていた。

 ここは、真言宗の寺で横浜市最古の古刹
といわれ、鎌倉時代には源家累代の祈願所で
江戸時代には札所として信仰を集めにぎわった
という。

 石段を上りつめた脇に、弘明寺の歴史に因む
「七ツ石」がある。

 また境内には石造物がいろいろあるが、なぜか
銀メッキしてある延宝8年(1680)の庚申塔があった。

kana1-11.JPG kana1-12.JPG  門前の観音通りには、染物屋や履物屋など
昔ながらの職人の店があり、にぎわっている。

kana1-13.JPG

  再び横浜鎌倉線に出る。

 横浜国大の前身である横浜高等工業学校の前に、
「鎌倉街道」の道標がある。

 「旧道入り口」の表示があり、左の細い道を行く。

 大岡川に沿った道である。

 foot_linehidari.gif iconhoum1.gif  icon2133.gif foot_line.gif すすむ