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第1日 小田原〜真鶴(その2)

                  (歩いた距離 14.3km  2003.03.15)

 根府川駅に着く。駅舎も駅前の郵便局もひなびたままである。

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 寺山神社がある。

 由緒書きに「往古からこの地根府川は『根府川石』の産地
として知られ、これに関連する業として石船(石材運搬船)
があり、海や船、航海に関係のある鹿島信仰が定着し、
鹿島踊りが伝えられている」とある。

 昭和7年(1932)の「はじめしょうわ」の狛犬がいる。

izu01-13.JPG  境内の石段の前に、市の重要文化財である道祖神
3体ある。それぞれが合掌した像である。

 「関所跡入口」のバス停があるので、根府川関所跡に行こうとしたが、
聞く人もいなかったのでわからなかった。

 その先の国道から分かれた旧道を行き、白糸川を渡り、進むと再び国道である。

 緑の中の石段を上ったところに小さな大美和神社がある。
 鹿島信仰や鹿島踊りについての説明は前の寺山神社と同文である。

 大正7年(1918)の「江戸くずし」狛犬がいる。

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 段々が石で組まれたみかん畑を右に見ながら行く。

izu01-17.JPG  真鶴町にはいる。

真鶴町:マンホール

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 国道と離れて海側の林の中の道を行く。
 雨上がりの緑の中の散歩は爽快である。
 果樹農家があり、林は新芽が出て赤くなっている。

 道角に苔むした単体の道祖神があり、
この道が古いことがわかる。

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 急に人家が増える。

 岩小学校二宮尊徳の像を見て、龍門寺の前を通る。

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 岩漁港に着く。

 小さな入り江の漁港であるが、
ここは石橋山の合戦に敗れた
頼朝が安房に向かって船で逃れた
ところである。

ここに「頼朝開帆処」石碑がある。

izu01-22.JPG  駅に向かう急な謡坂を上る。
 ここは頼朝が岩海岸から船出する途中「無事を祝い
再起を願って土肥実平が歌いおどった」ところと
伝えられる。

 真鶴町役場の前を通って、真鶴駅に着く。

izu01-23.JPG  駅前に大きな「旗挙げ鍋」が展示されている。
頼朝が岩海岸に逃げてきたとき「浦人たちの心暖かいもてなしを
受け、房州に脱出した」ことから、運を開く縁起のよい食べ物を
「旗挙げ鍋」と称し、伝わっているとのことである。

 真鶴駅で乗車して、帰宅。

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